2016年に読んだ本の中で一番のヒット。
高速で考えを整理するための本です。
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悩みと思考の違いを理解しよう
ふだん、わたしたちはだいたい頭の中で同じことをグルグル考えています。
本書では、その頭の中のグルグルを高速で整理するための訓練法が書いてあります。
ポイントは「紙に書き出す」です。
ゼロ秒思考の身につけ方
手順はカンタンで、以下を繰り返すだけです。
- A4の白紙を用意し、横に置きます
- 1分のタイマーを開始します
- 左上に考えたい内容のタイトルを書きます(例 課長の機嫌が悪い理由)
- 右上に西暦から日付を書きます(例 2016-05-05)
- タイトルに関連する考えを20〜30文字程度で4〜6行書く
やってみると分かりますが、1分はすぐに終わります。
時間制限が厳しいため、集中して考えを書き出すことになります。
書き出した4〜6行を見返すと、もっと考えを深めたい文章が出てきます。
今度はその文章をタイトルにし、また1分で考えを整理します。
これをスッキリするまで繰り返すだけです。
考える内容は何でもいいです。
とりかかる時点で一番気になってることを書きましょう。
今夜の夕飯とかでもいいです。
誰に見せるわけでもないので、マジメ路線でも不マジメ路線でも好きにやりましょう。
ちなみに、私がやってみた内容を例として載せておきます。
- サシ飲みの効果について
- シェアハウスで得たもの、失ったもの
- 後輩に恋人を作ってみよう
- オモシロイってなんだろ?
時間制限の関係上、遠回しな書き方ではなくストレートな書き方になります。
ストレートな言葉で書くことで、シンプルに物事を突き詰めて考えることになります。
時間制限があるため、最速で物事を突き詰めて考えることになります。
継続的にやっていれば、ふだんの思考もシンプルに最速で回るようになるのです。
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ゼロ秒思考の訓練をやった感想
「考えを広げるなんていくらでもできるぜ!」と思ってやってみましたが、1つのテーマでは20枚もいきませんでした。
仮に書く枚数が20枚であれば、かかる時間は20分です。
やると分かりますが、考えを全部紙に書き出すと頭の中が非常にスッキリします。
時間に対する爽快感の費用対効果がメチャクチャ高いです。
5枚超えたあたりから、だんだん思考が加速して俺TUEEEな気分になれます。
また、ストレス発散や現実逃避としての費用対効果もゲームや映画より圧倒的に高いです。
紙に書き出すとイライラの原因が客観視できて大したことないと思えますし、紙に書き出すという外部出力をやっている安心感からあっさりイライラを忘れることができます。
イライラモヤモヤしたときは騙されたと思ってやってみてください。
めちゃくちゃ効果があります。
おわりに
読み終わったのは2〜3ヶ月前ですが、相変わらず紙に書き出すのが楽しいです。
500枚入りのコピー用紙も半分以上消費しましたし、テーブルがなくても書けるようにゼロ秒思考用のクリップボードも買いました。
爽快感がすごいのでモヤモヤしている方は試してみてはどうでしょうか。