知り合いのパーソナルトレーナーが絶賛していたので「世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事」を読みました。
2018年に読んだ本の中で一番面白かったので紹介します。
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目次
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事に書かれていること
エビデンス(科学的根拠)をもとに判断しよう
一貫して、エビデンスで語ることの大切さを説明しています。
- 炭水化物は健康に悪い
- 果汁100%のフルーツジュースは健康にいい
- 日本食は健康にいい
日本人なら聞いたことがありそうな上記項目も、実はエビデンスをもとに判断すると「勘違い」だそうです。
「え?そうなの?」となった方は読んでみてください。
わたしは「え?そうなの?」の連続でした。
「バターコーヒー」「グルテンフリー」などの食事療法についても書かれていました。
研究論文のデータをもとに「これはエビデンスがある」「これはエビデンスがない」と分析しています。
食事療法は向く人と向かない人がいて、向かない人がやると、逆に健康を損ないかねないそうです。
健康のためにやった食事療法で、逆に不健康になったらツラいですね。
以前、バターコーヒーにハマって実践していた身としては、目からウロコでした。
【書評・実践】「シリコンバレー式 自分を変える最強の食事」を読んで「完全無欠な一日」を過ごしてみた
著者の津川友介さんはこんな人
- カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)内科学助教授
- 東北大学医学部卒
- ハーバード大学で修士号(MPH)と博士号(PhD)を取得
- 聖路加国際病院、世界銀行、ハーバード大学勤務を経て、2017年から現職
端的に言って、めちゃくちゃエリートです。
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世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事がオススメできる人
ほとんどの人は楽しめると思いますが、特に以下の人にオススメできます。
- 健康オタク
- 研究論文などのデータに裏打ちされた話題が好きな人
「バターコーヒー」や「グルテンフリー」など話題になった食事療法についての言及があるので、健康に関する話題が好きな人にオススメできます。
理論ベースで書かれているので、理屈っぽい人にもオススメできます。
人と話していて「その話のソース(出処)は?」と聞いてしまうような人に特にオススメです。
世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事がオススメできない人
逆に以下の人は読むと何をすればいいか分からなくなるのでオススメできません。
- 「○○を食べればOK」と提示されたい人
- 体験談を重視したい人
- 具体的なレシピが知りたい人
「◯◯だけダイエット」や「不治の病が◯◯で完治した」などの本屋に平積みされている健康本が好きな人にはオススメできません。
「理論」ではなく「これを食べておけばOK」という「答え」が知りたい人も、期待に沿えないので読まない方がいいかもしれません。
「この食材が健康にいい」「この食材が健康に悪い」というリストは載っていますが、具体的に何を食べるかは自分で考える必要があります。
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世界一シンプルで科学的に証明された究極の食事の感想
健康に関する本は個人の体験や極論が多いんですが、この本は論文を根拠に「科学的に、いまわかってる範囲ではこうするといいよ」と書かれています。
体験談や感情論ではなく、客観的なデータをもとに書かれているため説得力があります。
「悪い食べ物は絶対に食べるな!」という決めつけがなかったのもよかったです。
「好きなら食べてもいいよ。説明はしたから自己判断ね」と一貫して考えを押し付けてこないスタンスが貫かれています。
ほとんどの人は読めば何かしら得るものがあると思いますので、ぜひぜひ読んでみてください。