工藤さんのブログ

アナログゲーム、料理、海外旅行のブログ。

自作ボードゲーム販売への道・カードデザイン分析編

      2018/08/18

スポンサードリンク

 

ゲームマーケット2018秋に出展します工藤さんです。

自作ゲームの中でカードを使うんですが「情報をどこに書くべきか?」をいろいろ考えました。

考えるにあたり、いろいろなカードゲームのレイアウトを分析してみたので思考メモを置いておきます。

歴史から学んでいきましょう。

実際にわたしがカードデザインしたときの考え方は以下の記事をご覧ください。
自作ボードゲーム販売への道・デザイン実践編

スポンサードリンク

 

トランプのデザインを分析

トランプ

世界でもっとも売れているカードゲームといえばトランプです。

  • マーク(スート)
  • 数字(ランク)

含まれている情報はマークと数字だけ。情報量が少なくシンプルですね。

マークと数字の情報は四隅に描かれています。
トランプ扇

右利きの人がカードを手に持つと、このように扇型になります。

トランプ扇_丸

左上に情報が書かれていれば手に持っていても即座に読み取れますね。

トランプ丸

右下にもマークと数字を上下反対に書くことで、上向きと下向きのどちらにもっても情報が読み取れます。

少ない情報量を最大限に読み取りやすくした、秀逸なデザインですね。

UNOのデザインを分析

th_UNO

こちらも世界的に売れているカードゲームのUNO。

  • 数字、記号
  • カードの色

情報量はトランプとあまり変わりません。

マーク(スート)の代わりにカード全体の色が情報として扱われています。

ドローカードやワイルドカードがあるため、数字以外に記号もありますね。

th_UNO丸

トランプと同じく、上下関係なく読み取れるデザインになっています。

ドミニオンのデザインを分析

th_鍛冶屋

デッキ構築ゲームの元祖、ドミニオンのデザインを見てみましょう。

  • カード名
  • カードの種類
  • カードの効果
  • カードコスト
  • 収録エキスパンション
  • イラスト
  • イラストレーター情報

トランプやUNOに比べて情報量が増えました。

情報が多すぎるので整理しましょう。

ドミニオンでは、カードを見る場面は2パターンあります。

  • サプライとして中央に並ぶ
  • 手札として持つ

「サプライとして中央に並ぶ」はゲーム開始時点から発生します。
テーブル上に表面で置かれているため、表面の情報がすべて読み取れます。

「手札として持つ」は購入したカードをデッキから引いたあとで発生します。
扇状に並べて手に持っているため、表面の上部分の一部が読み取れます。

(サプライすべて見える、手札一部見える)

次にカード情報が必要な場面をまとめてみましょう。

サプライでも手札でも見たい
th_鍛冶屋左上

  • カード名(の一部)
  • カードの種類
  • イラスト(の一部)

手札に持っているとき、プレイするか判断するため「何のカードか」を識別できるカード名やイラストは重要情報です。

手で持っているときに確認できる左上に、これらの情報は固まっていますね。

カード名とイラストは一部が見えていれば、だいたい認識できます。

「カードの種類」はカード全体の色が違うため、カード表面の一部が見えれば識別可能です。

サプライで見えればいい
th_鍛冶屋下

  • カードの効果
  • カードコスト

カードの効果、カードコストは購入時に見えればプレイできます。

サプライとしてテーブル中央に並んでいるとき、問題なく見えればOKです。

カード下部に大きめに固まっていますね。

プレイ中は意識しなくていい
th_鍛冶屋意識外

  • 収録エキスパンション
  • イラストレーター情報

最後はプレイ中に意識しなくていい収録エキスパンション、イラストレーター情報です。
カード下部に目立たない大きさで情報があります。

意識的に見なければ、気にならない大きさにしてプレイングを阻害しないようになっています。

ドミニオンでは見るべき場面で見るべき情報が読めるようにまとめられています。

スポンサードリンク

 

MTGのデザインを分析

th_ラノワールのエルフ

トレーディングカードゲームの元祖、Magic the Gathering(以下、MTG)のデザインを見てみましょう。

  • カードの色
  • カード名
  • カードの種類
  • カードの効果
  • カードコスト
  • 収録エキスパンション
  • パワー/タフネス
  • イラスト
  • イラストレーター情報

ドミニオンと同じくMTGも情報量が多いです。

MTGでは、カードを見る場面は2パターンあります。

  • 手札として持つ
  • 戦闘ユニットとして場に出る

情報整理の仕方はドミニオンと一緒です。

場でも手札でも見たい
th_ラノワールのエルフ場手札

  • カード名(の一部)
  • カードの色
  • カードの種類
  • イラスト(の一部)
  • コスト

手札に持っているときは一部情報を見てカードを判断するため、カード上部に識別できる情報がまとめてあります。

場で見たい
th_ラノワールのエルフ場

  • カードの効果
  • パワー/タフネス

戦闘で使うパワー/タフネスはカード下部に大きめに表示されています。

プレイ中は意識しなくていい
th_ラノワールのエルフ意識外

  • 収録エキスパンション
  • イラストレーター情報

収録エキスパンションは扇型に持つと隠れる右中央、イラストレーター情報は下部に小さく書かれています。

MTGでも見るべき場面で見るべき情報が読めるようにまとめられています。

まとめ

いろいろなカードゲームのデザインを分析してみました。

  • 重要情報は左上にまとめる
  • 情報が必要な場面で見やすいようにする
  • 不要な情報は目立たなくする

分析結果をまとめると、手札としてカードを持つゲームは上記にデザインされていました。

重要情報は左上にまとめるのが大事。なぜなら手に持ったときに確認しやすいから。

この結論を踏まえた上で、自作カードゲームのデザインに落とし込んでいきます。

自作ボードゲーム販売への道・カードデザイン実践編 に続きます。
自作ボードゲーム販売への道・デザイン実践編

 - ゲーム自作