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自分でボードゲームを作ろうと思い、試行錯誤して印刷所に入稿しました。

ボードゲーム製作の流れ、ポイントをまとめます。

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ゲームの内容を考える

まずはゲームの内容を考えます。

自分が楽しいゲームじゃないとモチベーションが続かないので、好きなゲームをリストアップして、「どこが好きなのか?」を洗い出すといいでしょう。

わたしはこんな感じで好きなゲームの要素を洗い出しました。

ゲームに限らず、映画や小説などの「こんな世界観が好き」を洗い出してみてもいいと思います。

ここでの注意点として「なるべくコンポーネント(内容物)を減らす」ことは意識しましょう。

「ぼくの考えた最高に面白いゲームはコマを100個、カードを1000枚使います。」だと、製品化したときの原価が高くなりすぎて詰みます。

ボードゲーム自作_4

わたしも最初に考えたゲームはカードが300枚ほど必要になってしまい、製品化をあきらめました。

少ないコンポーネントで成り立っている「ラブレター」や「きょうあくなまもの」が理想形です。

ポイント
コンポーネントはなるべく減らす

手書きで試作品を作る

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ゲームの内容がある程度できたら、早い段階でコピー用紙などに書いて作っちゃいましょう。

考えてるうちは「面白そう」と思っていても、いざプレイしてみると「面白くない」はよくあります。

「面白くない」に早く気づくため、テストプレイはなるべく早くやったほうがいいです。

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こちらは「モノポリーとドミニオンを足したら面白いんじゃないか?」と作った試作品です。

「面白くない」のでボツになりました。

ポイント
はやい段階で試作品を作って試す

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7割できたらテスト版を白黒印刷する

手書きで試行錯誤して「プレイ感に支障がない」段階になったら、データを作って印刷しましょう。

文章が「手書き」から「印刷物」に変わるだけでプレイしたときのテンションが上がります。
テンションを上げるのはゲーム製作のモチベーションを維持する上で大事です。

テンションを上げるため、適当に拾ってきた画像を使うのもありです(製品化するときは必ず差し替える)。

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名刺サイズ(91mm × 55mm)のカードならA4用紙に10枚印刷できます。

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印刷した紙を切ってカードスリーブにいれれば立派な「カード」になります。

ポイント
白黒印刷してモチベーションを維持する

デザインを考えてカラー印刷する

テンプレートをもとにデザインする

白黒印刷したカードでテストプレイを繰り返し、ブラッシュアップできたら印刷所にお願いするためにデザインを整えます。

ボードゲーム_自作

印刷所ごとにテンプレートがあるので、テンプレートに従ってデザインしましょう。

テンプレートはホームページからダウンロードだったり、メールでお問い合わせだったり印刷所ごとに異なります。

イラストをいれる

自分でイラストが書ける方はいいですが、イラストが書けない方はどうするか考えておきましょう。

ざっと思いつくイラスト確保手段は以下の通りです。

  • 自分で書く
  • 知人に頼む(お礼を忘れずに)
  • ランサーズやクラウドワークスで発注する
  • 商用利用可の素材を探す

間違っても商用利用可でないイラストを勝手に使うのはやめましょう。

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わたしは商用利用可・改変可の素材を元に、自作しました。

改変時に 「ここまで改変していいのかな?」 と疑問に思ったときは、メールで製作者に問い合わせました。

ポイント
イラストをどうするか考えておく

印刷所に依頼できるデータ形式にする

PSD形式(Photoshop)、AI形式(Illustrator)、PDF形式など入稿データの形式は印刷所ごとに異なります。

依頼する印刷所の入稿方法を確認し、データ形式を入稿できる形にしましょう。

ポイント
データ入稿方法に対応する

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まとめ

自作ボードゲーム

以上、ゲーム製作の大まかな流れとポイントについてまとめました。

ゲーム作りは「こうしたらもっと面白くなるんじゃないか?」を考えるのが最高に楽しい作業です。

作る側の視点を持ってから、他のボードゲームを遊んでみると「リソース管理はこう工夫してるのか」とか「こうしたらもっと面白くできるんじゃないかな?」など違う気づきが得られるようになって面白いです。

ボードゲームが好きな方は、ぜひ自分でもゲームを作ってみてください。
ただプレイするより数段面白く、ボードゲームがプレイできるようになりますよ!