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趣味は資産運用です。

ずっとスルーしてきたんですが、仮想通貨に関する意見を聞かれることが多くなってきたので、遅ればせながら軽く勉強することにしました。

教科書はAmazonで評判のよかった「ビットコイン入門」。
1時間かからずにサクっと読めたので、仮想通貨のとっかかりとしてはいい本です。

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この本がオススメな人

おすすめな人

  • 仮想通貨について知識的に知りたい人
  • 資産運用をしたことがない人でもOK

ブロックチェーンについて詳しく知りたい人は、本書では触りくらいしか説明してないので他の本を読んだ方がいいです。

また、本書はビットコインについて仕組みや歴史など知識面的な要素が大きいので「ビットコインで一山あてたい」って人も他の本をあたった方がよさそうです。

著者は仮想通貨取引所を運営する会社の社長

著者は株式会社ビットポイントジャパン代表取締役の小田 玄紀氏。

仮想通貨に関してはプロ中のプロですね。

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本書は「ビットコイン入門」ではない

タイトルは「ビットコイン入門」ですが「仮想通貨入門」または「暗号通貨入門」の方が適切な内容でした。

ビットコイン以外の仮想通貨をアルトコインと言います。

本書ではビットコインだけに限らずアルトコインを含む仮想通貨全般を取り扱っています。

仮想通貨が生まれた経緯や仮想通貨の仕組み、仮想通貨に関する不祥事や現在(2016年10月時点)の情報を扱っています。

ビットコインは、2008年にナカモトサトシという人が自身のブログでビットコインの構想についての論文を発表したことを発端としています。

本書ではじめて知ったんですが「ナカモトサトシ」を名乗る謎の人物がビットコイン構想の核となる「ブロックチェーン」の仕組みを2008年10月に論文で発表したことからビットコインは始まったそうです。

ナカモトサトシが誰なのかはハッキリしていませんが、ネット上に公開された論文は検索したらすぐ見つかりました。
興味がある方はどうぞ。
Bitcoin:A Peer-to-Peer Electronic Cash System(ビットコイン:P2P電子決済システム)』

ビットコインの投資以外の側面

ビットコインと言えばいまは投資商品と思われてますが、本書ではビットコインを「お金として使う」面にも書いてあります。

送金手数料が安いため少額の寄付に使ったり、海外では市民権を得ているため北米ではAmazonや楽天の決済でもビットコインは使えるそうです。

ビットコイン投資で一山あてたら、海外なら使い道がありそうですね。

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仮想通貨と実通貨の違い

本書を読んだ上で私なりに学んだ仮想通貨と円やドルなどの実通貨の違いは以下の通りです。

仮想通貨 実通貨
信用 みんなが補償
(ブロックチェーン)
国が補償
実体 電子データ
運用 電子データのみ 硬貨・紙幣・電子データ
発行基準 定期発行するようにプログラミング 国が政策のもとに決定
価値 受給のバランスで決定 受給のバランスで決定

仮想通貨は爆発的な値上がりにばかり目がいきますが、本質的なところは紙のお金とあまり変わらないな、という印象でした。

大きく違うのは、仮想通貨はブロックチェーンという技術でみんながお互いに信用を補償する点、10分ごとに新規発行されるように事前にプログラミングされる点、の2点くらいです。

支払いの仕組みはクレジットカードやSuicaなどでのやりとりと変わりませんし、価値が高い商品にはたくさん通貨が必要で価値が低い商品は少しの通貨でいい点もかわりません。

仮想「通貨」というだけあって、実際の通貨と根本的な運用方法は変わらないんだな、と理解できました。

「仮想通貨の投資」もドルや円の値動きで儲ける「FX」の仕組みを考えたら完全に同じモノでした。

改めてビットコインの値上がりヤバい

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それはそうと2016年10月に書かれた本の中で、1ビットコインは約6万円と書かれています。

この記事を書いている2017年12月時点で1ビットコインは200万円以上の価値があるため、14ヶ月で30倍以上、3000%を超える値上がりになっています。

ネット上で「バブル」と言われており、いまから参入は遅すぎる気もしますが夢のある話ですね。

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まとめ

「ビットコイン入門」はビットコインの仕組みや歴史を知識ゼロから勉強したいって人にはオススメできる本でした。

「ビットコインでもうけたい!」って方には向いていないので、他の本をあたった方がよさそうです。