カンボジアのシェムリアップを観光してきました工藤さんです。
今回はラピュタのモデルとウワサされている観光スポット「ベンメリア宮殿」にいってきました。
シェムリアップ市内からは車で片道1時間半〜2時間くらい。午前か午後をまるまる使えば観光できる場所ですね。
飛行機が夕方の予定でしたので、午前で回る計画を立てて朝からベンメリア宮殿にいってきました。
では、どうぞ。
※この記事では1ドル110円で計算しています。
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ベンメリア宮殿とは
ジャングルの中にある荒れ果てた宮殿で、修復がまったくされていない遺跡です。
他の観光地になっている遺跡は修復が進んでいますが、ベンメリア宮殿は市内から遠いため修復が後回しになっています。
修復していない手つかずの遺跡は観光客から評判がいいため、他の遺跡の修復が終わっても修復されるかどうかは不明みたいです。
本当にラピュタのモデルなのか?
たぶん違います。
「天空の城ラピュタ」の公開が1986年で、ベンメリア遺跡の発見が発表されたのが1990年代。発表した後も地雷の除去などしなければいけなかったため、公開はさらに先になります。
ベンメリア遺跡が発表される前に観光に来ていないと、モデルにはできないため、ラピュタのモデルになった説の信憑性は低いと思われます。
観光に来た日本人が「まるでラピュタ!」などと紹介して、その発言が大げさになって「ラピュタのモデル説」が定着したみたいですね。
スタジオジブリでも、ベンメリア遺跡をラピュタのモデルにしたとの発表はありません。
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アンコールワットの習作?
ベンメリア宮殿とアンコールワットの構造をみると、第一回廊〜第三回廊の三層構造になっており、東西南北に門がついているなど類似点が多いです。
建設を命令した王様が同一人物で、構造以外に装飾も類似点が多いため、ベンメリア宮殿はアンコールワットの練習として建てられたのではないか、と言われています。
ベンメリア宮殿に大規模な壁画はないですが、神話をモチーフにした装飾はあります。
ベンメリア宮殿観光レポート
ベンメリア宮殿へは現地ツアーを利用していきました。
アンコールワットやタ・プロームを観光するモニターツアーの割引条件が「他ツアーを手配していること」だったためですね。
トゥクトゥクで荒地を2時間も走りたくなかったですし、ちょうどいいです。
ベンメリア宮殿の受付に到着。
受付から少し歩きます。
見えてきました。
「ガレキに登るな!」の警告看板があります。
以前はガレキに登って好きな場所へ行って良かったんですが、事故が多発したため、決められた観光ルート以外は立ち入り禁止になりました。
崩れかけの遺跡を好きに歩いていいのは冒険感があって楽しいですが、本当に崩れてきたり、森なので蛇やサソリが出たり危ないですからね。
遺跡の外側を散策します。
地元の子どもが遊んでました。ベンメリア宮殿は子どもの遊び場になっているみたい。
遺跡の内部へ入るための道がありました。
ベンメリア宮殿の内部は、観光用に道が作られています。
遺跡内を自由に動き回っての散策は禁止になったため、観光はこの道を外れないように行います。
宮殿内の池の跡。
ベンメリアの名前の意味は「ベン」が「池」で「メリア」が「花束」。
ベンメリアで「花が咲き乱れる池」の意味になります。
以前は池の周りに花がたくさん咲いていたんでしょうが、いまは池は枯れていて、花も咲いていませんでした。
進入禁止になっている遺跡内部への入り口がチラホラ。
地元の子どもたちも観光ルートを歩いていました。
観光ルートの中には、遺跡の内部を通れる場所があります。
明かりがないので通路は真っ暗。
以上。ベンメリア宮殿内部の観光レポートでした。
おまけですが、ベンメリア宮殿にはカンボジアで唯一完全な形のナーガ像が残っています。
土に埋まっていて、掘り起こされたために内戦の影響などを受けずに完全な形で残っているらしいです。
遺跡外の参道にいますので、探してみてください。
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ベンメリア宮殿へのアクセス
シェムリアップ市内から約60kmの場所にベンメリア宮殿はあります。
市内からトゥクトゥクやタクシーで1時間半〜2時間ですね。
現地の運転手との交渉が手間ならツアーを手配するのもオススメです。
ベンメリア宮殿基本情報
住所:Angkor Archaeological Park, Cambodia ベンメリア
観光時間:07:00〜19:30
入場料:5ドル(550円)
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まとめ
かなりラピュタでした。
雨季に行った方がコケの緑がキレイで写真映えするそうです。
雨季に行って、運よく雨が降らないときが最高の観光シチュエーションみたいですよ。