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円グラフ

FP2級の工藤さんです。

この記事では、資産運用をする上で必須の知識アセットアロケーションについて説明していきます。

資産運用に興味がある方は、読んでいってください。

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資産運用の基本は分散投資

資産運用では、必要以上のリスクをとらないことが大切になります。

タマゴを買ってきて、1つのカゴに入れておいて落としたら大惨事ですよね? 1つよりも2つ、2つよりも3つとカゴの数を増やして、分けてタマゴをいれていけば、タマゴがまとめて割れるリスクを下げることができます。

この考えを分散投資といいます。

分散投資のためのアセットクラス

リスクや値動きが似ている各資産グループのことをアセットクラス(資産クラス)と呼びます。

「伝統的アセットクラス」と呼ばれるものに以下があります。

  • 国内株式
  • 国内債券
  • 海外株式
  • 海外債券
  • 流動性資産

例えば「任天堂」や「全日本空輸(ANA)」は国内株式になります。 それぞれの株式は独立して値段が変わりますが、日本の景気によって上ったり下がったりもしますよね? 大きな視点で見て、似たような値動きするグループは同じアセットクラスになります。

「中国国債」や「コカコーラ本社の社債」は海外債券のアセットクラスになります。 「財布のお金」や「銀行預金」など好きな時に使えるお金は流動性資産になります。

アセットクラスには、「伝統的アセットクラス」以外に「不動産」や「実物資産」も含まれます。

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アセットアロケーションとはアセットクラスの割合のこと

アセットアロケーションは、アセットクラスをどの割合(アロケーション)で持つかを定めたものです。

「運用成否の8〜9割はアセットアロケーションで決まる」と言われるほど、資産運用においては重要視されています。 よく、雑誌などでとりあげられている「なにを買うか?」よりも、資産運用においては「どの割合で買うか?」が金融の世界では非常に重要になります。

各アセットクラスは、異なる値動きをしており、ある程度の相関関係が認められています。 株式が上がれば債券は下がりますし、株式が下がれば債券は上がります。

また、円安になれば日本円に換算したときの海外資産の価値は上がりますし、円高になれば日本円に換算したときの海外資産の価値は下がります。

各アセットクラスをうまく組み合わせ、リスク(価格変動のブレ幅)を抑えてリターン(収益)を得ることがアセットアロケーションの目的になります。

リスクの許容量は人によって異なるため、万人に共通のアセットアロケーションはありません。 自分の経済状況、今後の人生の見通しなどを考え、自分なりのアセットアロケーションを決めてください。

まとめ

アセットアロケーション(資産配分)はアセットクラス(資産分類)をどの割合(アロケーション)で持つか?の配分になります。

自分の資産を1つのアセットクラスだけにすると、なにかあったときに取り返しがつかなくなります。

資産運用をするときは、アセットクラスを分散することを必ず意識しましょう!

アセットアロケーションの決め方について、もう少し詳しく知りたい場合はこちらをご覧ください。

アセットアロケーションの決め方! – 工藤さんのブログ

実際に私が決めたときに検討した内容についてはこちらをご覧ください。

【実践編】アセットアロケーションを考えたときの思考メモ – 工藤さんのブログ