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「哲学」って、なんか凄そうですよね。そして、なんか難しそうなイメージです。

わたしは哲学について「いつか勉強したい」くらいの「ちょっと興味がある」レベルでした。

しかし、たまたま本屋に置いてあった「史上最強の哲学入門」の表紙が気になって読んでみたら一気に哲学が面白くなったので、紹介します。

ちなみに、「グラップラー刃牙」の板垣恵介先生が表紙は描いています。

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「史上最強の哲学入門」はどんな本か?

いままでにない、まったく新しい哲学書です。まえがきから一部抜粋します。

「哲学初心者や、哲学を学ぼうとして何度も挫折した人向けに、三〇人ぐらいの哲学者を一人一人紹介していくような気軽に読める入門を描いて欲しい」

当初、著者のもとにきた執筆依頼はこのようなもので、まず著者はこう思いました。

(中略)

「史上最高の哲学入門書」を目指して書くべきではないか!では、どうすればいい。今までの哲学入門書には何が足りなかったのだろうか?

結論を先に言うなら、「バキ」分が足りなかったのです。

新しいですね。たしかに「バキ」分が足りている哲学入門書は見たことがありません。

「全哲学者入場!!」

神殺しは生きていた!さらなる研鑽を積み人間狂気が甦った!

超人!!ニーチェだァー!!

近代哲学はすでに私が完成している!ヘーゲルだァー!!

経験されしだい還元しまくってやる!現象学の開祖フッサールだァッ!!

(以下、30数名分つづく)

・・・・・・「バキ」だ!!

まじめに「史上最強の哲学入門」をレビュー

わかりやすい言葉で、各哲学者の主張や背景が小ネタを挟みつつ解説されています。

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書いてある内容は難しいはずなんですが、使ってる言葉が簡単なのでスラスラ頭に入ってきます。

サクサク読めるのに、読んだ後でちょっとインテリ風に語れるようになります。

ちょっとわかってる感を出したい方には強く推したい本です。

たとえば、ヘーゲルの弁証法という「対立する考えをぶつけ合わせ、闘争させることによって、物事を発展させていく」という方法があります。

「史上最強の哲学入門」流にまとめると、以下になります。

(1)誰かが『真理』を述べる。

(2)別の誰かがそれを否定し、『反真理』を唱える。

(3)よろしい、ならば戦争だ。

(4)両方を満足させる『超真理』誕生。

(5)別の誰かがそれを否定し、『反超真理』を唱える。

(6)よろしい、ならば戦争だ。

(7)さらに、両方を満足させる『超超真理』誕生。

(8)誰かが『反超超真理』を唱え……

(9)そして、いつかは「超×∞(無限大)真理」、すなわち「究極の真理」に!

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まとめ

「哲学にちょっと興味がある」人が最初に哲学に触れるにはとても良書です。

「哲学にちょっと興味がある」レベルだったわたしも、この本を読んでから数冊の哲学書を読みました。

マンガ好きで「哲学にちょっと興味がある」方はぜひ、手にとってみてください!

続編で東洋哲学版もあります。